ここではST機と確変機それぞれのボーダー算出方法を紹介しています。
※ここでは止め打ち捻り打ちは考慮せず紹介します。
@ST機のボーダー算出方法
今回はCR必殺仕事人お祭りわっしょいを例に挙げて計算方法をご紹介します。
スペックは以下の通りです。
確率 1/198.6
高確率 1/70.9
賞球 3/3/10/15
ラウンド 4/16R (9C)
確変突入率 100.00%
ST回数 74回
大当たり振り分け
ヘソ 4R:80% 16R:20%
電チュー 4R:50% 16R:50%
(1) まず平均連チャンの値を算出します。計算方法は以下のようになります。
1/(69.9/70.9)^74=2.86
(2) 次にヘソ、電チューそれぞれの平均出玉を計算します。4R500玉、16R2000玉として
計算すると以下のようになります。
ヘソ:500*0.8+2000*0.2=800玉
電チュー:500*0.5+2000*0.5=1250
(3) ヘソは初当たりの時のみで、残りは電チューで当たるとして計算すると、
800+1250*1.86=3125玉
(4) (3)の値が一回の当たりで得られる平均出玉となります。以上の事から千円当たりのボーダーは、
198.6/(3125/250)=15.888回転/千円
となります。
※ちなみに、STの継続率の計算方法は以下のようになります。
1-(69.9/70.9)^74=0.65=65%
A確変機のボーダー算出方法
AKB48を例に挙げて計算方法をご紹介します。
スペックは以下の通りです。
確率 1/199
高確率 - (V入賞)
賞球 3/3/10/14
ラウンド 4/8/15R (10C)
確変突入率 50.00%
大当たり振り分け
ヘソ 4R確変:37% 出玉無し確変:13% 8R通常:50%
電チュー 15R確変:50% 4R確変:22% 8R:28%
(1) まず確変に入ってからの平均連チャンの値を計算します。計算方法は以下のようになります。
1/(1-72/100)=3.571
(2) (1)の値を元に確変に入ってからの平均出玉を計算します。4R480玉、8R960玉、15R1800玉として
計算すると以下のようになります。
(480*0.22+960*0.28+1800*0.5)*3.571=4551玉
(3) 次に、(2)で求めた値を使ってヘソの各振り分けの場合の平均出玉を求めます。
ヘソ4R確変の場合:480+4551=5031玉
ヘソ出玉無し確変の場合:4551玉
ヘソ8R通常の場合:960玉
(4) (3)で求めたそれぞれの値に振り分け確率の重みを付け、これらの平均値を求めます。
ヘソ4R確変の場合:5031*0.37=1861玉
ヘソ出玉無し確変の場合:4551*0.13=591玉
ヘソ8R通常の場合:960*0.5=480玉
合計2932玉
(5)最後に(4)で求めた値を用いてボーダーラインを求めます。
199/(2931/250)=16.974回転/千円
となります。
以上がST機、確変機のボーダーラインの計算方法となります。
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